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未だ修行中

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日々の出来事、覚え書き

黒門亭 『景清』

24日、黒門亭で一席。『言いたい放題』で書いた様に、最悪のコンディションだった。しかし高座へ上がった以上は、そんな事は言い訳にはならない。兎に角一生懸命に演るだけだ。
時間が少し押していたので、マクラで余計な事を言わないで済んだ。盲人の杖のつき方から直ぐに噺に入る。唄の切れ場が悪いなンてぇ処でウケてくれたので、ちょっと調子に乗って来た。続いての犬の件でも笑ってくれたので、すっかり楽になった。
この噺は短いし、良く高座にかけていたので、少しは自信を持って出来る噺なンだけど、去年農協のお客様相手の時は今一で、ちょっと心配だったのだが、今回は良さそうだ。
主人公の定次郎は良いとして、石田の旦那に不満があった。もう一度信心をする様に意見をするのだが、定治郎を本当に説得出来たのだろうかという事と、弁天様にお参りの後、雷雨の最中に盲人を置き去りにして逃げてしまうだろうか。今迄の演出では、ちっとも親切な旦那じゃァない。
旦那が意見をする処では、御利益とは何かという事、目が開く事ではなくて、その代わりに得られる穏やかな心持ち、或は心眼の開眼という様な事を入れてみた。そして定次郎と母親まで自分の家の離れへ住まわせようと言わせてみた。これ程慈悲深い旦那が、定次郎を置き去りにはしない。
そこで、雨が降り始めた時、定次郎の口から旦那に、先に帰る様言わせる事にした。100日も日参しているので、当然雨の日もあったであろう。だから雨宿りの場所を心得ている。処が其処へ行こうとした時、近くに落雷があって気絶してしまった。
旦那に疑問が無くなって、自分では満足した演出だと思っています。丁度20分の出来でしたから4:10に上りましたので、二部のハネ時間ピッタリに納まりました。もう少し自分の宗教観を入れたかったので、後5分程欲しかったです。

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# by shu-desu | 2015-05-31 20:47 | 日記

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